【抵抗】チップ抵抗器と静電気

静電気で抵抗が壊れる!
そんな悩みに悩まされていたので、チップ抵抗について調べてみました。

そもそも"タンピ"と"キンピ"という分け方はリード部品の分け方であって、チップ抵抗ではメタルグレーズ皮膜と金属皮膜という分け方をするそうです。
それぞれの特徴として、
①メタルグレース抵抗
 耐環境性にすぐれている。
②金属皮膜抵抗
 温度特定が良い。雑音が少ない。
という点があげられる。
どうやら金属皮膜抵抗はメタルグレース抵抗に比べて故障しやすいらしい。今回は間違って金属皮膜抵抗を実装してしまっていたため、静電気で故障してしまったと思われる。

ちなみにチップ抵抗の故障モードは抵抗値が変化してしまうそうだ。その変化の仕方も独特で、まず抵抗値が下がり、その後増加を続け、最終的にはオープンに近づく、という変化をするとのこと。抵抗値によって静電気の影響の受けやすさも異なり、100Ω〜100kΩの値の抵抗は静電気によって故障しやすい。

詳しくは下記pdfを参照。
http://industrial.panasonic.com/www-data/pdf/AOC0000/AOC0000PJ2.pdf